OCI(Oracle Cloud Infrastructure)接続について

 

OCI接続は、Oracleデータベースに対する接続方法の一つです。

クラウド上に構築されたOracleデータベースにアプリケーションやツールからアクセスできます。

 

OCI接続の特徴と手順

 

  1. OCI アカウントの作成:

    OCI接続を使用するには、まずOracle Cloudのアカウントを作成し、OCIのリソースをセットアップする必要があります。

  2. Oracleデータベースの作成:

    OCI上でOracleデータベースを作成します。これには、データベースのバージョン、サイズ、接続用の認証情報などを指定する作業が含まれます。

  3. 接続情報の取得:

    OCI上で作成したOracleデータベースに接続するためには、接続に必要な情報を取得する必要があります。これには、ホスト名、ポート番号、データベースのサービス名、ユーザー名、パスワードなどが含まれます。

  4. OCI接続を使用したアプリケーションの設定:

    アプリケーションやツールの接続設定をOCI接続に合わせて構成します。これには、データベースクライアントの設定や接続文字列の指定が含まれます。

  5. アプリケーションからOCI接続を使用してデータベースにアクセス:

    アプリケーションからOCI接続を使用して、Oracleデータベースに対してクエリやトランザクションを実行します。

 

TNS (Transparent Network Substrate) ファイルについて

 

TNSファイルは、Oracleデータベースへの接続情報を定義する構成ファイルで、通常は tnsnames.ora という名前で知られてます。データベースのホスト名、ポート番号、サービス名など定義されてます。

 

TNSファイルの置き場所について、一般的には下記ディレクトリ内に置きます。

<Oracleの製品がインストールされているディレクトリ>/network/admin

TNSファイルの名前は通常 tnsnames.ora ですが、場合によっては sqlnet.ora や listener.ora など、異なる名前の構成ファイルも同じディレクトリに存在することがあります。これらのファイルにはそれぞれ異なる目的の設定が含まれています。

 

TNSエントリは構成ファイル内に次のような形で定義されます:

    
      <エントリ名> =
        (DESCRIPTION =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = <ホスト名>)(PORT = <ポート番号>))
          (CONNECT_DATA =
            (SERVER = DEDICATED)
            (SERVICE_NAME = <サービス名>)
          )
        )
    
  

これにより、エントリ名を使用してアプリケーションやクライアントからOracleデータベースに接続することができます。